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新・真夜中の王国 1998/11/19 OA

特集〜テレビの超・達人達(たち)
”浜田雅功特集”ということだったので、てっきり
「浜田さんのソロ活動にスポットを当てて紹介しているんだろうな」
と勝手に思っていました。
しかしオンエアを見ていると・・・
なんとダウンタウンファン必見の「浜田雅功インタビュー」があったのです!
衛星放送(NHK/BS-11ch)でのオンエア、ということと、
私があまり力を入れて放送予定を伝えてなかったことを考えると、
見られなかった方が多いのではないか、と思い、
簡単ではありますが、内容レポートをさせていただきます。
あんまり完璧じゃないです。極端な話、私にとって重要なとこだけ
レポしただけのことかもしれないです。そのあたりもご了承ください。

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ダウンタウンのときは「浜田雅功」
ソロのときは「浜」の字が違う、ということについて
#ソロのときに使ってる字はインターネット上では使えない文字コード
#でしかないので、以下「はま」と表記させて頂きます。あしからず。

「(ダウンタウンのときに使っている”浜田雅功”で)
 一人で仕事したときに、コケようが何しようが、全部オレの責任やから、
 それをあの(ダウンタウンのときの)”浜”でコケてしまうと、
 うちの相方さんにも迷惑かかるから。”ダウンタウンの浜田”
 って絶対見られるやんか。ただ、気持ちの中で本名の”はま田”で
 オレは仕事をしてる、ってなると、オレの気持ちの中で
 『いや、オレが蒔いた種で、オレが勝手にコケて』。
 世間はそう見ぃひんよ。
 どっちにしたって”ダウンタウンの浜ちゃん”でしか見ぃひんけど。
 オレの中のケジメとしては『いや、本名でやった』と。
 あの字の”はま”だけはなんかこう、しょぼいことでけへん、みたいな」

浜田のある1週間の動きを紹介

日曜日
*フジテレビ「HEY!HEY!HEY!」収録
楽屋でスタッフと打ち合わせ
収録が終わって次は
*ゲームソフトの声を録音

個人で番組を始めた理由
「”ごっつええ感じ”っていう番組があったときは、
 そら、やっぱり、ダウンタウンとしての仕事やしなっ、
 ダウンタウンがどんなもんや、っていうために最初はやってるわけやんか。
 ということはやっぱり、うちの相方さんのアイデア、っていうのが
 重視されるわけ。そら、当然やねんな。
 そこでオレが別に内容に文句いうたこともないし、そんなんはどうや、
 っていうたことないけど、ただやってるときに
 『じゃぁ、こうするよりこうしようや』
 っていう言い方はしてきたけど。
 んだら、やっぱり、そんときに、例えばひとつのコーナー、
 みんながスタッフやうちの相方さんや含めてやってて、
 かえりがオレんとこきたときに
 あ、こんなパターンあんねや、あ、こういうことすんねやったら
 こういうこともできるわ、っていうのを常に思てたやんか。
 でも「ごっつ」の中ではそんな、せぇへんかった、っていうか、
 でけへんかったことやろ?(それをソロの番組でやっている、と)
 もう、楽しく楽しく。うちの相方さんと違うのは、うちの相方さんは、
 おもろいもんをこう、追究するタイプやから。
 で、追究し過ぎてわけわかれへんようなるパターンもあるけど。
 『あぁー、やっぱり松ちゃん、面白いなー、あ、こう考えんねや』
 っていう面白さやねん。
 で、オレは(笑)『こんなんおもろいちゃうん?』(笑)
 それだけやから(笑)オレ、全然、深ないねん。浅いねん。
 『こんなんやってええんちゃうん?』とか」

月曜日
*浜田の個人事務所でソロの番組制作会議
#人気者、HAMASHO、同時に会議を進めてました。もちろん部屋は違いますが。

番組スタッフについて
「やっぱり自分のところって、ええもんを、とか、面白いもんを、とか、
 こうしたほうがもっとえぇ、ってなると、
 そら、どうしたって言うてしまうやんか。
(中略)
 別に何年もやってる人間と、若い子ぉら(若いADとか)を
 比較したんのは悪いけど、プロやからな。
 年取ってようが、若かろうがプロやんか。
 プロとして、やっぱり仕事してもらわんと、
 オレらもオレらで一生懸命やってて、
 あ、すいません、ここがこうやから、って言われて、
 テンション上げていってんのに、
 (カメラ)止められなあかんことってやっぱきついやん。
 (スタッフに厳しく言うのは)
 いやぁ、そんな言葉で片づけるのもどうかしらんけど、やっぱ愛情やって。
 例えばやで、そら、思えへんかもしれへんけど、ダウンタウンの番組行って、
 浜ちゃんの番組行って『なんやあのスタッフ』って言われるのもムカツクし、
 思われるのもイヤやし。『みんな、楽しそうにやってんねんな、
 さすがダウンタウンのスタッフやな』

 って、やっぱり思ってもうて帰ってほしいやんか」

火曜日
*プライベートゴルフ
志村けんさん、堀部くんと一緒にゴルフを
ゴルフの後
*松本人志ビデオ収録
VTRは浜田がメイクをしているところのみ。
そして収録後ビデオチェックをしていると思われる二人の姿を
写した写真が1枚紹介される。
#撮影されたのはBARTでも撮ってくださっていたヤマグチゲンさん。
その後
*ゴルフ練習場へ

水曜日
*日本テレビ「ガキの使いやあらへんで!!」収録
#トーク収録直前の舞台裏が映ってました。ココリコ一瞬登場。

ダウンタウンについて
「だから”ごっつ”がなくなったから、”HAMASHO”みたいなんやってる、
 みたいなとこ、あん(ある)ねやんかぁ。なんかヅラかぶってる、
 なんか扮装してる、っていうのはもうしときたいやんか。うん。
 ”ごっつ”が終わってからって、やっぱり、その、なぁ、
 今までみたいにふたりでなんか創って、っていう機会がないからなぁ。
 やっぱりそれは、やっとかなあかんのとちゃうかなぁ。それが1コほしいな。」
インタビュアー「いうても、そう言うて1年じゃないですか」
「うん。そやなぁ」
イ「そこの時間、っていうのは」
「うーん」
イ「気にされます?」
「いや、そらするよ。そない言うたって、じゃぁ、秋からまた、
 っていうところでもないしさぁ、今んとこ。
 でもやっとかなあかんと思うねやんかぁ。うん。
 今までオレがドラマやってるときに、うちの相方さんがビデオ創ったりとか、
 ドラマやってるときにライブみたいなん?やったりとか、っていう
 バランスは”ごっつ”があって、喋るようなものがあって、
 のバランスやったから。
 それは、創っていく、っていう、番組が1コ欠けたっていうことによって、
 バランスは崩れてるよなぁ、ダウンタウンとしてはな。うん」

ごっつ打ち切りについて
「だから、”ごっつ”・・・、新聞や雑誌の報道で
 松本がどうしてこうしてって書いてたけど
 結局、やめるって決めたんはふたりやったからぁ。あれはかわいそうやなぁ、
 って思うねんけどな(笑)なんか、いかにもあいつがわがまま言うて、
 とばされたから番組が(って書いてたけど)」
#言葉はここで終わってたんですけど、そこまでは笑ってたのに
#ここで急に表情が鋭くなってました。
#私には”オレだって怒ってた”というふうに受け取れたのですが。
「で、まぁ、”ごっつええ感じ”っていうのも、始まった当初から
 いろいろあったから。それがここへきて、たまたまああいうことで
 まぁ、起こった、っていうか。
ということで。
 別にあれが引き金やったわけでもなく。
 やってた何年間の間にいろいろあったからな。
 潮どきや、っていうところもあったと思うねやんか。
 ただ、まぁ、ああいうかたちの番組はやらなあかんなとは思ってたけど。
 じゃぁ、やめよっか、っていう話を二人でしたわけやから。
 なにもあいつのわがままでやめたわけでもなんでもなく

#この話をしているときの浜田さん、とても真剣でした。
#正直言って、この部分だけでもいいから、
#いろんな番組で流して欲しいと思った。衛星放送だけだなんてもったいない。
#たくさんの人たちに見て聞いて欲しい。
#でも、NHK衛星放送だから流せたのかもしれませんね。
#地上波の民放だったら無理なのかも。

木曜日
*整体治療
#浜田さんは頭痛持ち。
#体の他の部分にまで影響が出るので治療してもらっているそうです。
*よみうりテレビ「ダウンタウンDX」収録
楽屋にてスタッフとコーナー進行などに関する打ち合わせ
#かなりダメ出ししている様子。
#倉本美津留さん(名前を呼んで!の声を担当中)と
#前説でおなじみ(別におなじみじゃないか(^^;;)
#の西田二郎さんもちらっと映ってました。

どんな大物に対してもつっこむ
ダウンタウン浜田としての役割
「(東京に出てきて)ま、最初は偉そうや、とかいろいろ言われたけどなっ、
 ダウンタウンって、うん。それがもうキャラクターというか、
 あいつらはそうや、っていうのを、もう、わからしたやんか。
 ま、根性いったけどな。うん。
 役割として、なっ。うん。松本がたとえてたやんか。
 浜田が木ぃ伐採して、きれーにしたところを、自分が家建てる、言うて、
 松本が。
まさにそのとおりやったんちゃうかなぁ。最初のころは。なっ」

金曜日
*朝日放送「人気者でいこう!」収録
共演の志村さんに「ハゲ!」(笑)
「見たままをいうてるわけじゃないし、
 ハゲてるからハゲっていうてるわけやないやんか。
 愛情こめた”ハゲ”やからなっ。うん」

相手を面白く見せるツッコミについて
これでテレビ界に一石を投じた?
「いや、そんな(笑)そんなんないですよ(笑)」
イ「えらい謙虚ですね」
「いやいや、そんなことないですないです。そんなんないですよ」
イ「ボクらがすごいと思ってんのに、
 自分ではすごいと思ってはれへん、普通なんですね、だから」
「いや、違うねん。それはなぁ・・・なんやろ。
 うちのなぁ、となりにおる人がすごすぎるやろ。
 オレはこの人(自分の右側を差す。誰もいないんですけどね)を見てるから。

 あんまり自分でそんなん思えへんねん。
 18年、ずっと仕事してて『あぁ、なるほどなぁ、あぁ、そうかそうか』
 っていうのって、そら、やっぱりいまだにあるやんか。
 喋ってるあいだになっ。うん。そらやっぱりそこはすごいな、って思うやん。

 うん。ある種、それでオレが勉強してる部分もあるやろうし。うん。
 こっちがそうやのに、こっち、しょぼいことしてられへんから、って、
 一生懸命、どうやって人さばく、どうやって人に入っていく、
 どうやってつっこんでやる、っていうのは、そら、一生懸命こっちは
 やってきたことやからなぁ。うん。それでこう、うまいこと
 引っ張られながらも、きたんかな、っていうのもあるし。
 (右の方をじっと見る)
 だから、ま、人が、人をさばいてる、人をつっこんでる、
 人と会話をしてる、っていうのを自分が見たときに、
 『あぁ、もうちょっとこうしたらおもろいのに』とか(笑)
 うん。『もっとこうやったらこの人おもろいこと言うんちゃうん』
 とかさぁ。そこまでにはなったわな(笑)うん」

ナレーション(渡辺篤史さん)
相方の松本を最大限に面白く見せるのが自分の仕事と言いきる浜田。
そのことにかけては誰にも負けない。
相方がお笑いを追究する以上、ダウンタウンの芸は完成されない。
そして完成することは永遠にない、という浜田。
#このナレーションのとき、
#二人で並んで笑ってるVTR(ガキのロケ収録のときでしょう)と
#DXで大ウケしている二人の写真が映りました。

ダウンタウンの最後
「いや、最後は決まってんねんで。最後は花月で漫才すんねんけどな(笑)
 うん。最後の最後は花月で漫才やってるやろな」

浜田雅功の夢
「いやぁ、でもそれはさっき言うたことやって。うん。うん。
 とりあえずそれはやらんとなっ。
 ぶっちゃけた話すると、ダウンタウンで何かする、っていうんやったらさ、
 (今やっている番組の)どれかはやめなあかんな、思てるからな。
 もう、いっぱいいっぱいやで(笑)」

土曜日
*よみうりテレビ「HAMASHO」海外ロケ
#普段は土曜日は基本的にオフなんだそうです。


途中、ヤマグチゲンさんが撮られた写真がたくさん出てきてました。
BARTの連載「ダウンタウンの理由」を彷彿とさせる雰囲気でした。

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こんなレポートでみなさんに少しは雰囲気が伝わったのかな?
ちょっと不安(^^;;

ま、一応、私の感想なんぞを。
「ごっつ」の件に関しては、正直な話、
少し早い時期に話して欲しかったなぁ。
BARTでは今年の春ごろに話してくれてたけど、
浜田さんがどう考えているのかをすごく知りたかった時期に
全く聞けなかったから。
でも、今回、インタビューされている浜田さんを見ることができて
本当に嬉しかった。
浜田さんが笑いに関してここまで真剣に話してくれることって
テレビというメディアではなかなかなかったことだったから。

ダウンタウンを、松本人志の笑いを一番愛してるのはやっぱりこの人だね(^-^)
あぁー、やっぱり私、ダウンタウン好きだわー。
これはもう、どうしようもないね。うん。
ダウンタウンに出会えてホントによかった。


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